NOと言うのは集中すること、NEVERと言うことはコミットメント
この10年間、AppsFlyerを立ち上げ、規模を拡大してきた中で学んだ最も重要なことは何かとよく聞かれます。今思えば、集中とコミットメントの大切さです。
集中することは、言うは易く行うは難しです。会社を作る旅には、常に気が散り、魅力的で有利な “機会 “がたくさんあります。しかし、長期的に見れば、集中力を削ぎ、最悪の場合、製品や目的、さらにはチームの帰属意識とプライドにリスクをもたらす可能性があります。
AppsFlyerを例としてみてみましょう。AppsFlyerの設立以来、データを売る、データ注意甲斐業者やアドネットワークになる、あるいは私たちがアクセスできるデータを活用して独自の消費者向けアプリを作るなど、無数の「機会」を受け取ってきました。
以下は、そのような最近の例です。
どうして、これらは時間を費やす価値のない、あるいは考慮する価値もない気を散らすものだと判断したのでしょうか。どのようにして、チーム全体で正しい意思決定を行えるようにしたのか。
私たちは、自分たちは何者なのか、何をしているのか、何を実行しないのか(そしてこれからも実行することがないのか)、何を目指しているのか、何を誇りに思うのか、そして最終的には何を目的に、何に取り組むのか、という大きな問いに対する明確な答えを持っていたからこそ、集中力を維持することができたのです。
私たちがAppsFlyerを始めた理由のひとつは、エコシステムにおける利害の対立でした。信頼できる計測会社は、独立した中立的な存在でなければならないと考えたのです。つまり、審判のように。
このため、私たちはお客様、パートナー、そしてエコシステム全体に対して、独立した公平な立場を保つという長期的なコミットメントをすることになりました。私たちは、この2015年、2018年、2021年のブログ記事も含めて、その意味を何度か解説して参りました。例えば、こちらは2018年のブログ記事で、ユーザーデータを絶対に売らないということを表明しています。
そう、私たちの取り組みには、短期的な収入減という代償が必要だったのです。他社は消費者データをさまざまな方法でマネタイズすることを選択するかもしれませんが、当社は収益をクラウドベースのソフトウェアの販売に限定しています。
意思決定のフレームワーク、価値観、不変性
さらに、ここ数年、私たちAppsFlyerは、顧客中心の意思決定のフレームワークを使用しています。
- 広告主とそのエンドユーザーにとって良い決断かどうか。
- AppsFlyerの一員であることを誇りに思えるかどうか。
急速に変化するデジタル環境の中で、私たちは何年も前に、決して変わらないものに焦点を当てることを決めました。それを「不変の原則」と呼び、私たちの4つの柱としたのです。
- つねにお客さまを念頭におく(不偏不党・独立した中立的な立場を貫く)
- セキュリティ&プライバシー
- イノベーションの実現
- 信頼できるデータインサイト
これらの柱は、会社として、また個々の社員として、私たちが行うすべての決定の中心に常にあります。これにより、私たちの旅のすべてのステップにおいて、お客様、パートナー、そしてエコシステムの信頼を一貫して維持することができるのです。
ビジョンの価値
ビジョンを持つことは、集中力を高めるために不可欠であり、長期的なコミットメントを行うために非常に重要です。AppsFlyerにとって、以下の目的とビジョンを理解するまでは、正しい選択、正しい約束、価値観と意思決定のフレームワークを定義するためのハードワークと規律の数年間を要しました。- より良い、より安全なデジタル体験の実現。
私たちのすべての活動は、お客様やパートナーが自らのお客様の価値、体験、プライバシーを最大化することを可能にします。私たちは、プライバシーを保護したエコシステムのコラボレーションと計測を可能にするテクノロジーと画期的なイノベーションを提供することで、これを実現します。これが、プライバシークラウドやData Clean Roomソリューション、予測分析、Incrementality計測、高プライバシーモード、CTV計測、当社のエンゲージメント製品、SKAdNetworkイノベーションなど、多くの革新的製品を生み出すことを可能にしてきました。
長期的な視野に立った考え方、独立独歩の姿勢、意思決定の枠組み、そして最終的にはビジョンがあったからこそ、私たちは集中力を保ち、信頼できるテクノロジー提供者、業界のリーダーへと成長することができたのです。非常に複雑で競争の激しい環境と、絶えず変化するエコシステムの中で、私たちをナビゲートしてくれるのです。
前例のないプライバシーの変化により、このことはかつてないほど明確になっています。デジタルエコシステムにおける最大のプラットフォームは、プライバシーを保護した計測とコラボレーションを可能にするデジタルエコシステムの未来を設計し構築するために、AppsFlyerと提携することで当社への信頼を示しています。